HASの石けん作り
〜コールドプロセス製法〜
コールドプロセス製法は低温製法とも呼ばれ、石けんを作る過程で材料に余分な熱を加えず、低温でじっくりと自然に乾燥・熟成をさせます。
そのためコールドプロセス製法は、他の製法に比べて原料に含まれる良質な成分を壊しにくいという特徴があり、天然グリセリンを含んでいるのでお肌に優しい石けんに仕上がります。
また、一つひとつ手作業で作るため、石けんが完成するまでに約1ヶ月~2ヶ月の長い時間を要します。
コールドプロセス製法の特長
【良質な成分が壊れにくい】
石けんを作るには、油脂とアルカリを反応させる「けん化」という工程があります。コールドプロセス製法はこの「けん化」の過程で材料に熱を加えないため、油脂が劣化が少なく、材料に含まれる良質な成分が壊れにくいのです。
原料や精油が持っている本来の良質な成分を損なわないため、質の高いこだわりの石けんができます。
【天然グリセリンをそのままに】
一般的な石けん製法では、薬品を使用したり高温処理の工程があるため、製造過程で不純物が残留してしまいます。そのため「塩析」という工程で不純物を分離させて取り除きます。
その「塩析」の工程で、保湿成分である天然グリセリンも一緒に取り除かれてしまいます。
コールドプロセス製法は「塩析」を行わないので、保湿成分の天然グリセリンが取り除かれることなく、そのまま石けんの中に残ります。
【お肌にやさしい】
通常、顔や体を洗った後はお肌が突っ張ることが多いですが、コールドプロセス製法の石けんは、石けん自体に天然の保湿成分が豊富に含まれているため、洗い上がりもしっとりしていて優れた保湿力があります。
コールドプレス製法で作られた石けんは、乾燥肌でお悩みの方や肌にやさしいものを使いたい方からも多くの支持を集めています。
HASの石けんの作り方(コールドプロセス製法)
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1
石けんのベースとなるオイルや精油などの原料を計量します。
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2
数種類のオイルが均一になるようにしっかりブレンドします。
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3
ブレンドしたオイルに苛性ソーダ水を注ぎ、混ぜ合わせます。
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4
精油やエキスなどを少しずつ混ぜ合わせます。
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5
とろみが出てきたら型に入れ、保温室で24時間寝かせます。
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6
一週間ほど乾燥させ、型から取り出します。石けんの表面が乾いたら、一個分の大きさに切り分けていきます。
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7
湿度、温度管理した場所で40日ほど熟成させます。
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8
熟成後、かくばった角を削り落と、手ぬぐい布巾で一つずつ磨き、乾燥させます。
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9
その後、繰り返し検品しながら一つ一つ包装し、パッケージに入れて完成です。